ドナルド・トランプ次期米大統領が、デンマーク自治領のグリーンランドの所有に意欲を示していることで、デンマークが対応に苦慮している。コペンハーゲンでは、政界トップレベルの緊急会議が今週ずっと開かれており、トランプ発言の衝撃の大きさがうかがえる。
アメリカのトランプ次期大統領が、デンマークの自治領、グリーンランドをアメリカが所有すべきだと主張したことについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「北極圏はわれわれの国益の一部だ」と述べ、今後の推移を注視していく考えを示しました。
米国のトランプ次期大統領は、政権1期目に続いて北欧デンマークの自治領グリーンランド購入への野心をあらわにしている。米国は約150年前からグリーンランド獲得に関心を示してきたが、近年は大国の覇権争いの最前線となりつつある。背景にあるのは地球温暖化だ。ト ...
「メキシコ湾はアメリカ湾に変更しよう。とても美しい名前だ」 「カナダは51番目の州に」「アメリカにはグリーンランドが必要だ」 中国、ロシアだけでなく、隣国や同盟国への発言が波紋を呼んでいるトランプ次期大統領。 なぜトランプ氏は大統領就任前からさまざまな発言を繰り返すのか。そのねらいはどこにあるのか。アメリカの政治に詳しい上智大学の前嶋和弘教授に聞きました。 (国際部記者 光成壮) ※以下、前嶋教授 ...
グリーンランドは53年までデンマークの植民地だったが現在は自治領。2009年に両者の間で結ばれた協定では、グリーンランド議会の議決と住民投票を通じて独立が可能になると規定された。住民の過半数は独立に賛成とされ、トランプ氏はグリーンランドが独立を果たし ...
トランプ次期米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が7日、グリーンランドに降り立った。父親のトランプ氏はこの島を購入したいとの強い願望を表明しているが、グリーンランド側は声明で売り渡されることはないと一蹴している。
おはようございます。Minutes編集チームの中川です。20日の米大統領就任まであと10日ですが、トランプ流の「ディール(取引)」外交はすでに過熱しています。きょうは「トランプ氏、グリーンランドになぜ執着」など、日経電子版でよく読まれたニュース3本を ...
米国のトランプ次期大統領は7日、私邸「マール・ア・ラーゴ」で記者会見し、自身が関係する裁判や、デンマーク領グリーンランドの購入、中米のパナマ運河返還、ウクライナやパレスチナ自治区ガザ地区の情勢など幅広いテーマで発言した。
20日に政権に返り咲くトランプ次期米大統領がNATO加盟国デンマークの自治領グリーンランドを米領土の一角に取り込みたいとの意欲を改めて表明している。1期目の2019年に初めて購入意向を表明し、デンマーク政府に提案したものの一蹴されていた。
【ワシントン=坂口幸裕】トランプ次期米大統領は7日の記者会見で、デンマーク領グリーンランドの購入と中米のパナマ運河返還を実現するため、軍事力や経済的な手段の行使を排除しないと表明した。デンマークが申し出を拒否すれば関税を課す可能性を示唆した。中ロに対 ...
グリーンランドは米中露が覇権争いをする北極圏に位置する。北極圏ではロシア軍が多数の基地を持ち、中国が資源活用を狙って活動を拡大。露中両軍がアラスカ周辺で共同作戦をするなど米国への威圧も強めている。