ドナルド・トランプ次期米大統領が、デンマーク自治領のグリーンランドの所有に意欲を示していることで、デンマークが対応に苦慮している。コペンハーゲンでは、政界トップレベルの緊急会議が今週ずっと開かれており、トランプ発言の衝撃の大きさがうかがえる。
アメリカのドナルド・トランプ次期大統領は7日の記者会見で、グリーンランドとパナマ運河を獲得するために軍事力や経済力を行使する可能性を否定するかと問われ、「いや、その二つについてはどちらも断言できない」と答えた。
Steve Holland Gram Slattery Tim Reid [ウェストパームビーチ(米フロリダ州) 9日 ロイター] - ...
アメリカのトランプ次期大統領が、デンマークの自治領、グリーンランドをアメリカが所有すべきだと主張したことについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「北極圏はわれわれの国益の一部だ」と述べ、今後の推移を注視していく考えを示しました。
20日に政権に返り咲くトランプ次期米大統領がNATO加盟国デンマークの自治領グリーンランドを米領土の一角に取り込みたいとの意欲を改めて表明している。1期目の2019年に初めて購入意向を表明し、デンマーク政府に提案したものの一蹴されていた。
米国のトランプ次期大統領は、政権1期目に続いて北欧デンマークの自治領グリーンランド購入への野心をあらわにしている。米国は約150年前からグリーンランド獲得に関心を示してきたが、近年は大国の覇権争いの最前線となりつつある。背景にあるのは地球温暖化だ。ト ...
グリーンランドは53年までデンマークの植民地だったが現在は自治領。2009年に両者の間で結ばれた協定では、グリーンランド議会の議決と住民投票を通じて独立が可能になると規定された。住民の過半数は独立に賛成とされ、トランプ氏はグリーンランドが独立を果たし ...
トランプ次期米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が7日、グリーンランドに降り立った。父親のトランプ氏はこの島を購入したいとの強い願望を表明しているが、グリーンランド側は声明で売り渡されることはないと一蹴している。
グリーンランドは米中露が覇権争いをする北極圏に位置する。北極圏ではロシア軍が多数の基地を持ち、中国が資源活用を狙って活動を拡大。露中両軍がアラスカ周辺で共同作戦をするなど米国への威圧も強めている。
デンマークのフレデリクセン首相は7日、トランプ氏の会見に先立ち地元メディアのインタビューで「アメリカはわれわれの最も緊密な同盟国であり防衛と安全保障のあらゆる問題で緊密に協力したい」としながらも「グリーンランドの住民を尊重してほしい。自治政府の首相が ...
18世紀以来、標準的な地図投影法として使われているメルカトル図法では、赤道から離れるほど陸地が大きく歪んで見える。このため、南極大陸やグリーンランドは実際よりも大きく見え、特にグリーンランドは多くの地図でアフリカとほぼ同じ大きさに描かれている。しかし ...