ミッションクリティカルな基幹システムは止めてはならない、とされている。システム障害やそれにつながるトラブルが発生すると休日だろうが夜だろうが運用担当者に電話がかかってくる。枕元に携帯電話を置いておくのは当たり前、「緊急時の電話にはツーコールで出よ」などと決めている現場もある。
ボストン コンサルティング グループが興味深い、というよりも残念極まりない調査結果を公表している。東証株価指数(TOPIX)100の構成銘柄である大企業100社のうち、中期経営計画に基幹システム刷新などの大規模システムの導入について言及している企業は、わずか12社しかなかったとのことだ。