半世紀前の1974年11月16日、人類はちっぽけな地球から、遠く離れた星々の集団に向けて1と0からなるメッセージを送った。それは人類初の意図的な星間通信であり、「宇宙人」に向けた長距離電話だった。送信元はプエルトリコの丘に位置するアレシボ天文台の巨大な電波望遠鏡で、送り先は地球から約2万5000光年離れた「メシエ13(M13)」と呼ばれる星団だ。この「アレシボ・メッセージ」は、地球外生命の存在 ...