【ソウル=松浦奈美】韓国サムスン電子の屋台骨である半導体事業の復活が遅れている。2024年12月期は増収増益を確保したものの、アナリストらの事前予測には届かなかった。先端品の技術開発で競合に出遅れ、成長の柱と位置付けた受託生産事業も低迷が続く。企業体質まで踏み込んだ改革が必要との見方が広がる。サムスンが8日発表した24年12月期の連結決算速報値は、売上高が前の期比16%増の300兆800億ウォ ...