公明党が実現を目指す選択的夫婦別姓について、石破茂総理はかねてから前向きな姿勢を示してきた。参院選で勝つためには公明党との協力が必須だが、強行すれば高市早苗前経済安保相らに代表される自民党内保守派の反発は必至で、選挙前に“石破降ろし”の政局となりかね ...
かつてのカラバフ汗国の首都シュシャは、アゼルバイジャンが領土の相当部分を奪還する2020年の第2次紛争で戦略的要所に位置付けられた。現在、帰還者を中心に約1000人が住むという。第1次紛争期の1990年代前半に親がこの地を逃れた後に生まれた「シュシャ ...
アゼルバイジャン-アルメニア間で1990年代から続いたナゴルノ・カラバフを巡る対立は、アルメニア系住民が実効支配する「共和国」をアゼルバイジャンが軍事制圧した2023年秋から新たな局面に入っている。ただし、両国の和平条約はいまだに締結されていない。ア ...
冷戦期の米ソにとって、国家の命運を左右する情報の筆頭格は互いの核戦力状況でした。1950年代後半の米政府はソ連が大量の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を配備していると誤認し、ミサイル技術の遅れが致命傷になりかねないと危機感を募らせました。いわゆる「ミサ ...
NATOへ新規加盟したスウェーデンが2030年までの中期的な防衛計画を策定した。NATOの新方針「360度全方位アプローチ」における「北の守り」を主導するとともに、中国への対処も強調するなど、米国の世界戦略に呼応するグローバルなアクターとしての役割も ...
10月24日には国際連合が発足80周年を迎える一方で、2月にはヤルタ会談、7月にはポツダム会談から80年となる。どちらの会談も冷戦の起点とされており、今年は冷戦“開戦”80周年でもある。
「グローバリズム」「リベラル国際主義」の拒絶はトランプ政権の基本線になるはずだが、どのように世界にかかわるべきかについては必ずしも一枚岩になっていない。対外関与を抑制したい正副大統領らMAGA系の一国主義と、現実的観点から優先すべき脅威に集中するルビ ...
米政府は1月13日、人工知能(AI)向け半導体・技術の輸出・利用に関する新たな規制案を発表した。最先端のAI技術に必要な米国製AI半導体チップや、米国発の技術の流通を管理することがねらいだ。エヌビディアをはじめ業界からは反発の声が上がっており、トラン ...
トランプはアメリカが自ら築いた戦後レジームの変革に乗り出すだろう。それがどのような軋轢や混乱を引き起こすのか、そしてどの取組みが行き詰まり、どれが新たな常態を生み出すのか。まずはロシア・ウクライナ停戦合意の仲介外交が焦点となるが、欧州の安全保障につい ...
ロシア国内の日本語・日本文化発信拠点「日本センター」が6カ所すべて閉鎖される見通しになった。戦勝80周年を迎え、千島列島では対日戦の勝利を記念する博物館の建設計画が進んでいる。中国や北朝鮮に加え、ベラルーシ、モンゴルといった国々も巻き込んで反日歴史戦 ...
研究チームの一員のキム・スンファン氏は、試作ロボットを使って時速3.2キロの速さで歩き、階段を上り、横方向に足踏みしながらベンチに座るデモンストレーションを行った。キム氏自身、下半身不随である。
トランプ政権はウクライナでの停戦実現を外交・安全保障政策上の最優先課題として発足する。これは「ウクライナ重視」「欧州重視」ではなく、早期にウクライナでの戦争を終結させ、中国に集中することが目的だ。ただし、それは実際に可能なのか。オバマ政権のアジア重視 ...