金(ゴールド)に対する国家の旺盛な需要が衰える気配がない。2024年の中央銀行による購入量は3年連続で1000トンを上回った。ロシアのウクライナ侵略以降、制裁リスクのあるドルから金に資金を移す動きが目立ち、歴史的高値圏の相場を支えている。記録的な金買いはドル離れの加速を映している。金の国際調査機関のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は5日、24年の世界の需給統計を発表した。各国中銀や国際 ...