得意技術の一部を国際標準に押し上げれば、世界市場の開拓に弾みがつく。川崎重工業は水素社会をにらみ、自社技術をベースとする規格づくりを進める。日本企業は「技術で勝ってビジネスで負ける」という失敗を繰り返してはならない。
米公衆衛生政策の推進役である医務総監が1月、「アルコールとがんのリスク」と題する勧告を発表した。ビールやワインの容器に付ける警告ラベルを見直し、発がんリスクを明記するよう提案している。「断酒の1月」の流行とも重なり、若年層を中心に進むアルコール離れに ...
東京工業大学と東京医科歯科大学が2024年10月に統合し、25年春から新大学となって初めての新入生を受け入れる。日本の科学技術力低下が指摘される中、医療系と理工系を融合させた医工連携で新産業創出を目指す。企業の期待も高まる中、大竹尚登理事長に話を聞い ...
2024年は日経平均株価が34年ぶりに最高値を更新した。日本企業の間で資本コスト経営が動き始めたことが背景にある。アクティビスト(物言う株主)ファンドを立ち上げ、自ら投資先企業と対話するマネックスグループの松本大会長に、日本企業の経営改革に関する評価 ...
CHROとは、最高人事責任者のこと。人的資本経営が注目される中、企業の成長を担うCHROの役割は重要性を増している。今回はこれまでに掲載した記事から、様々な企業でCHROがどのような取り組みを行っているかを振り返っていく。
大相撲初場所は新横綱誕生への期待が高まっている。九州場所で初優勝を果たした琴桜が昇進すれば8年ぶりとなる日本出身横綱の誕生だ。優勝を争った豊昇龍も結果次第で昇進する可能性がある。今年は大関・大の里も昇進の可能性があり、1年に3人の横綱誕生は史上初とな ...
「保護主義」「自国優先」「内向き」などさまざまな指摘がされるトランプ新政権は一体どこへ向かうのか、閣僚人事から読み解く。第1期政権では、議会や政権幹部、情報機関などの“オール・ワシントン”がトランプ氏の動きをけん制した。第2期は忠臣で固めており、ブレ ...
石器時代、ほぼ移動生活をしていた人類は、自分たちの縄張りを示す手段をほとんど持っていなかった。しかし、中東のレバントと呼ばれる地域で発見された古代の埋葬跡を分析した結果、現生人類であるホモ・サピエンスとネアンデルタール人がそれぞれ死者を埋葬し、その場 ...
事業領域を再生可能エネルギー、デバイス製造、宇宙開発などへ広げ、次世代情報通信基盤「IOWN(アイオン)」で世界に勝負をかける――「何をやっても遅い」といわれたNTTを内側から「破壊した」社長の素顔に、『NTTの叛乱』の著者が迫る。
カイゼンは言うまでもなくトヨタ自動車発祥の活動であり、基本的には、ものづくりの現場で取り組まれてきた。もっとも、そこで語られるムダの排除や作業の効率化のノウハウは製造業以外でも応用可能で、今では非製造業が取り組むケースも増えている。ANAもその1つだ ...
国際規格や各国の規制といったルールは、もはやビジネスを営む上での「前提条件」ではない。受け身でいては、欧米や中国が決めたルールの上で後手に回りかねない。自らルールをつくれば、新市場を開拓したり自社の強みを引き出したりできる。世界で稼ぐため、経営者は戦 ...
2021年の設立ながら、世界のEV市場でトップ10入りを果たすなど高級ブランドとしての地位を確立しつつある中国新興EVブランド「Zeekr(ジーカー)」。同社の躍進を支える強さは大きく分けて3つある。1つがアルミ鋳造で一体成型する「ギガキャスト」に代 ...